レンズの使い分けの話

三日坊主の3回目ですから、これでソレな私としては目標達成なワケですが・・・

今回は「レンズの話」ですよ。

固定焦点レンズのコンパクトカメラ(基本的に高性能で高級なのが多いですね)もありますが、ほとんどのコンパクトカメラにはズームレンズがついていて、一般的に一眼と呼ばれるカメラはレンズの交換ができます。

何を撮るかでレンズを交換、あるいはズームで焦点距離を変えたほうが良い(場合が多い)のでそういうカメラが多いのですね。

今回は写る範囲だけではなく、レンズの使い分けについてお話しましょう。

レンズは特殊なのは除いて、広角・標準・望遠に分かれますね。

単純に焦点距離が短いと写る範囲が広く、焦点距離が長いとその範囲が狭くなります。

望遠レンズは「望遠」という名前ですが、狭角レンズと考えていただいたほうがレンズ選びに役立つと思います。

望遠という言葉から遠くを大きく撮ると感じますね。もちろんその通りですが、他にとても大切な使い分けがありますので、そのお話をしましょう。

単純に写る範囲で選ぶ。これは風景写真などではそのままでOKですね。

考えていただきたいのは、主体と背景をどう撮るかでの使い分けです。

例えば、人物撮影のときに、全身を画面の縦幅一杯に撮るとします。広角レンズだと近づきます。望遠でも人物から離れると全身が入りますね。

つまり、レンズの焦点距離に関係なく、カメラマンが近づいたり遠ざかったりすれば、人物は画面上に同じ大きさに写りますね。

ここで、違うのは背景の写る範囲。人物を同じ大きさにフレーミングしても。広角で撮ると広い範囲の背景が写ります。望遠で撮ると背景の写る範囲が狭くなります。

これは図にすると分かりやすいのですが・・・ここでは面倒なので勘弁してください。

望遠になればなるほど背景がボケたり、遠近感がなくなるというコトなどもありますが、今回は背景の写る範囲が変わるというコトを確認していただきたいと思います。

自分が動かず主体の大きさだけを変えるためにズームするのではなく、主体と背景の関係を考えて焦点距離を決めてから自分が動く。

よくある例では、旅行先などで記念撮影をするとき、背景の写る範囲を決めてから、人物を真ん中ではなく、少し左右どちらかにズレた場所に入って貰う(ガイドさんがその場所の説明に立つちそうな場所)。そして、必ずしも人物は全身が写っている必要はない・・・やってみてください。

三日坊主の目標達成にならないよう、次回の予告を・・・次は「露出の話」

今日の写真も内容とは関係ありませんのであしからず。

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