猫写真の話

写真の話 その7回目

今日は猫写真の話をいたしましょう。

ワタシは猫雑誌でも仕事をさせていただいているので何故猫を撮るのか?なんてコトを良く聞かれます。

まあ猫が好きだから・・・なのですが、美しいからなのですね。風景や花・・・美しいモノを撮りたいという気持ちは誰でもお持ちだと思います。そして猫はその見た目だけではなく、生き方も美しいとワタシは思うのです。

猫写真は大きく分けて2種類。猫がメインのいわゆる猫写真。そしてもうひとつは猫が居る風景写真。

今日は、この2種類の猫写真について、テクニック寄りではなく気をつけるべき点などのお話をいたしましょう。

猫メインの写真はその猫を見せたいのですから「表情」「動き」などの瞬間を捕らえることが大切ですね。

コツはというと・・・コツではないかもしれませんが、時間をかけて何枚も何枚も撮る・・・というコトでしょうかね。アップの場合特にですがピントは手前の目ですよ。

アングルは多くの猫写真家さんもおっしゃっているように、カメラは猫の高さが基本。人間もそうですが、同じ高さから撮らないと表情は出にくいですよね。

猫に注目させるために背景の処理も大事です。背景に目立つモノがあると主体が弱くなります。自分が動いて良い背景になる場所から撮影しましょう。また、人間のポートレートと同じように背景をボカすのも主体を引き立てますね。

そして、猫メインの写真で伝わるべきものは「猫の気持ち」です。


猫が居る風景。どんな風景でもそこに猫がいるだけで、これはもう絶対に絵になる。猫はそれほどに強い生き物だと思うのです。

猫がいる風景写真では、写真で伝えたいものは「撮影者の気持ち」です。

例えば「猫が居る場所は優しい街」そう感じたらソレを伝えたい。「自分が何を感じているのか?」を意識して撮影する。

猫をどの位置に入れるか、背景をどのくらい入れるかで感じているものが伝わるようになるのですね。

猫の位置、スナップで街角に人が通るのを待つのと同じで、忍耐力が必要ですが待つこと。


感じて考えること。一般の風景写真やスナップでも同様ですが写真を撮るときには「感じる」を大切にしてほしいと思います。


【今日のオマケ】スマホでおウチの猫を上手に撮るには・・・

大暴れしている時はほぼ無理なので諦めましょう。たっぷり遊んであげて猫さんが疲れてきたら撮影させていただきましょう。

フラッシュは使わない。目にも良くないし、写真が嫌いになる可能性もあります。

顔タッチで撮影すると顔にピントが合い明るさも顔中心になります。

飼い猫さん撮影は室内なので、上からの照明になりますね。カレンダーの裏など、大きな白い紙を敷いて、猫さんに上に乗って貰うとレフ板効果がでて、明るく柔らかい光で撮れます。

そして、猫さんがいるお家は是非「ガラステーブル」を買いましょう。下から撮ると楽しいですよ。

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